先日、マスターズスイマーを対象としたイベントに、ケガ予防とコンディショニングについての講師を務めつつ参加した。
競技を続ける多くのスイマーとお会いでき、とても充実した時間だった。
その帰り道、電車に揺られながら、ふと子育てのことを考えていた。
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子育ては本当に楽しい。
人生の中でこの経験ができていることは、とても幸せだと感じている。
産まれてきてくれてありがとう。
2人の息子には心からそう思う。
一方で、ときどき余計なことも考えてしまう。
「子育ての一区切りを高校卒業までの18年間とすると、30代で子育てを始めた自分は、子どもが巣立つ頃には50代か。」
もちろん子どもには元気に成長してほしい。
でも、その一方で、
「早く歳を取りたくないな。」
そんなことを思う瞬間がある。
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そんなことを考えていた時、イベントの運営スタッフの方が、とても興味深い話をしてくれた。
マスターズ水泳では、
60〜64歳
65〜69歳
70〜74歳
というように、5歳ごとに年齢区分が分かれ、日本記録もそれぞれ設定されている。
すると何が起こるのか。
「早く70歳になりたい。」
そう思う選手がいるそうだ。
実はこれ、以前にもマスターズスイマーの方から聞いたことがある。
一般的には、
「若くいたい」
「歳を取りたくない」
という考えが当たり前だ。
だからこそ、
「早く歳を取りたい」
という言葉が、とても新鮮だった。
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同じ”歳を重ねる”という出来事なのに、
見方が変わるだけで、こんなにも気持ちは変わる。
これって人生全体にも当てはまるのかもしれない。
例えば子育ても、
「子育てが終わったら人生も折り返しか…」
ではなく、
「子育てを終えたら、新しい人生のステージが始まる。」
「今まで見たことのない景色が待っている。」
そう考えることもできる。
未来は変わらなくても、
未来の見え方は、自分で変えられる。
そんなことを、帰りの電車でぼんやり考えていた。
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年齢を重ねることも、
子どもの成長も、
止めることはできない。
だからこそ、その時間を「失っていくもの」と考えるのか、「新しい景色に近づいている時間」と考えるのか。
その違いだけで、毎日の過ごし方まで変わるのかもしれない。
皆さんは、歳を重ねることを「失うこと」だと感じますか?
それとも「新しいステージへ進むこと」だと感じますか?

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