親の正解と子どもの正解

4歳のRENはこだわりが強い。

食事の時にこちらが準備したスプーンとフォークの向きが違うと怒る。

朝、開けたカーテンを留めるマグネット付きの紐の位置が違うと怒る。

靴下は左右で違うものを履きたがる。

そして、それが叶わないと「この世の終わりなのか?」と思うくらいの癇癪を起こす。

もちろん親としては注意する。

「こっちでも大丈夫じゃない?」

「そんなに怒らなくてもいいよ」

できるだけ優しく諭したり、別の方法を提案したりもする。

でも、一向に変わらない。

そんな日々が続く中で、ふと思った。

もしかすると、大人が勝手に「正しい」と思っていることが、子どもにはまったく理解できていないのではないか。

理解していないから変わらないのではないか。

例えばRENの中には、

・スプーンとフォークの向きが違うと食事がおいしくなくなる

・マグネットの位置がズレるとオバケが出る

そんな大人には分からない「正解」があるのかもしれない。

もちろん本当にそう思っているわけではないだろう。

でも、本人なりの理由や世界観は確実に存在しているはずだ。

そこで最近は、こちらが勝手に決めることを少し減らしてみた。

何かをする時はまず本人に確認する。

間違えたら謝る。

「RENのやり方が正しい」という前提で接してみる。

とてもシンプルなことだ。

正直、最初はイライラした。

「そんなこと気にしなくていいじゃん」と何度思ったか分からない。

それでも続けてみると、不思議なことが起きた。

癇癪の頻度が少し減った。

「父ちゃん大好き」と言ってくれることが増えた。

何かしてあげた時の「ありがとう」も増えた気がする。

もちろん、これが正解なのかは分からない。

将来のためになっているのかも分からない。

そして今でも我慢できずに怒ってしまうこともある(笑)。

ただ一つ思うのは、親の正解を子どもに当てはめすぎないようにしたいということ。

大人には大人の世界があるように、子どもには子どもの世界がある。

まずはその世界を理解しようとすること。

子育ての正解は分からないけれど、今のところ我が家ではそれが少しうまくいっている。

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