梅雨の季節になると、雨の日が続く。
濡れるし、蒸し暑いし、道路や電車は混む。なんとなく気分も晴れない。早く梅雨明けないかなー。
大人になると、雨の日に対してそんなイメージばかりが先に浮かんでしまう。
私もその一人だ。
でも、4歳のRENは、そんな大人の固定観念をいつも軽々と壊してくれる。
ー 傘がコマになる朝
先日の登園中のこと。
雨の中を歩いていると、RENが突然、
「とーちゃん見て!コマだよ!」
と嬉しそうに声を上げた。
見ると、開いた傘を逆さまにし、くるくると回して遊んでいる。
私にとって傘は「雨をしのぐ道具」だが、RENにとっては遊び道具にもなるらしい。
その発想に思わず笑ってしまった。
ー 雨の日だけの特別な景色
もちろん、水たまりを見つければ入らずにはいられない。
長靴でバシャバシャと水を跳ね上げながら歩く姿は、まるで探検家だ。
道端ではカタツムリを探し、
「今日はいるかな?」
と目を輝かせる。
排水溝へ流れ込む雨水を見つければ、
「見て!川ができてるよ!」
としゃがみ込んで眺めている。
大人から見れば何気ない風景。
でも子どもにとっては、雨の日だからこそ現れる特別な世界なのだろう。
雨はつまらないもの?
ふと思った。
雨の日がつまらないと思っているのは、いつからだろう。
子どもの頃は、水たまりも、雨粒も、長靴も、カタツムリも、全部が楽しかったはずだ。
いつの間にか効率や予定ばかりを気にするようになり、雨の日の面白さを見失っていたのかもしれない。
RENを見ていると、
「雨だからできないこと」
ではなく、
「雨だからできること」
に目を向けているように感じる。
ー 子どもは世界の見方を教えてくれる
子育てをしていると、親が教えることよりも、子どもから教わることの方が多い気がする。
雨の日を楽しむ力も、その一つだ。
もちろん、明日も雨なら少し憂鬱になるかもしれない。
それでも、排水溝の小さな川や、道端のカタツムリを見つけたら、少し立ち止まってみようと思う。
雨の日がつまらないなんて、誰が決めたのだろう。

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