うちの玄関には木の棒が2本ある。多い時は5本ほど。ついでに葉っぱと石ころも10個ほど転がっている。
言わずもがな、4歳の息子RENのお土産だ。
保育園の帰り道や公園で遊んだ帰りに見つけるたび、
「これ持って帰る!」
と言って大事そうに握って帰ってくる。

正直に言うと、最初は嫌だった。
玄関にゴミが増えていくような感覚があったからだ。
気づけば捨て、また増えたら捨てる。
そんなことを繰り返していた。
しかし、毎日のように持ち帰ってくるので、だんだん慣れてきた。
最近では木の棒が転がっていても特に気にならない。
そんな矢先、仕事中に面白い話を聞いた。
世界中の子どもに共通する傾向として、
女の子は「可愛いもの」が好き。
もちろん何を可愛いと感じるかは人それぞれだ。
人形が好きな子もいれば、フリフリのスカートが好きな子もいる。
そして男の子には、もうひとつ共通点があるらしい。
それが、
「木の棒が好き」
ということだ。
思わず笑ってしまった。
確かに自分も子どもの頃、棒を拾っては振り回していた記憶がある。
剣になったり、銃になったり、魔法の杖になったり。
たった一本の棒なのに、想像力次第で何にでもなった。
試しにRENに聞いてみた。
「なんで棒を持って帰るの?」
すると即答だった。
「かっこいいから。」
なるほど。
さらに聞いてみると、4本とも全部必要らしい。
長い棒、短い棒、曲がった棒、太い棒。
それぞれ役割が違うのだという。
大人から見ればただの木の枝。
でも子どもから見れば宝物。
そう考えると、少し見え方が変わる。
もしかすると子育ては、
「不要なものを捨てる作業」ではなく、
「子どもにとって大切なものを理解しようとする作業」
なのかもしれない。
しばらく我が家の玄関には木の棒が並び続けそうだ。
男の子がいるご家庭の皆さま。
家のどこかに木の棒、転がっていませんか?

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