『とーちゃん』でも『かーちゃん』でもなかった、息子の最初の一言

発達・個性との向き合い

RENが初めて意味のある言葉を話したのは、1歳半ごろだった。

子どもが初めて何を話すのか。

それは親にとって、小さなようでいて大きなイベントだ。

父親の私は密かに、

「とー(とーちゃん)かな?」

それとも

「かー(かーちゃん)かな?」

なんて期待していた。

きっと世の中のお父さん、お母さんなら一度は想像したことがあるのではないだろうか。

そんなある日の食事中。

デザートのイチゴを食べ終えたRENが、突然こう言った。

「あいし」

最初は何を言ったのかわからなかったが、すぐに気づいた。

「おいしい」

妻と顔を見合わせて思わず笑ったのを今でも覚えている。

まさかの一言だった。

でも今思えば納得でもある。

RENは赤ちゃんの頃からミルクをよく飲む子だったし、離乳食が始まってからも食べることが大好きだった。

だから人生最初の言葉が「おいしい」だったのは、なんだか彼らしい。

初めての発語は、親が教え込んだから出てくるものではない。

毎日たくさんの言葉を聞いて、

真似して、

失敗して、

何度も挑戦して。

そうしてようやく出てくる大切な一言だ。

当時は早く話してほしいと思っていたけれど、振り返ってみると、その一言が出るまでの時間も含めてかけがえのない思い出だったように思う。

最近は会話も上手になり、こちらが驚くような質問や発言をするようになったREN。

それでも「あいし」と言ったあの日のことは、これからも忘れないだろう。

皆さんは、お子さんの初めての言葉を覚えていますか?

もし覚えていたら、ぜひ教えてください。

きっとその一言には、その子らしさが詰まっているはずです。

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