前回の記事では、
4歳頃までの足の速さは「走り方」だけで決まるものではなく、
「自分は走るのが得意かもしれない」
という感覚も大切なのではないか、というお話をしました。
今回はその前提として、
親ができることと、親にはどうにもできないことについて考えてみたいと思います。
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子どもの足が速いと、
「才能があるね!」
と言われることがあります。
逆に、
周りの子より少し遅いと、
「何かやらせた方がいいのかな?」
と心配になることもあります。
親なら誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
結論から言うと、
私はどちらも半分正しくて、半分違うと思っています。
例えば我が家の息子。
実は歩き始めたのは1歳4ヶ月頃でした。
周りには1歳前後で歩く子も多く、
当時は少し心配したことを覚えています。
しかし今振り返ると、歩くまでの期間が長かったことでたくさんハイハイをしていました。
これが現在の足の速さにつながったのかは分かりません。
でも、
「歩くのが遅かったから運動が苦手になる」
という単純な話ではなかったことは確かです。
また息子は小さい頃からよく食べる子でした。
体格も比較的しっかりしています。
姿勢にも特徴があります。
こうした部分は親が意図して作ったものではありません。
つまり、
子どもはそれぞれ違うスタート地点を持っています。
身長が伸びやすい子。
身体が柔らかい子。
筋力がつきやすい子。
走ることが好きな子。
足の速さも、その個性の一つなのだと思います。
だから私は、
「足が速い=親の育て方が良かった」
とも思いませんし、
「足が遅い=親の関わり方が悪い」
とも思いません。
ここを勘違いすると、
親も子どもも苦しくなります。
一方で、
だから何もしなくていいという話でもありません。
私は仕事柄、多くのアスリートと関わってきました。
その中で感じるのは、
才能だけで結果が決まるわけでもないということです。
持って生まれた特徴は確かにあります。
でも、
その特徴を伸ばせる環境にいたか。
身体を動かすことを楽しめたか。
成功体験を積めたか。
そういった要素も大きく関わっています。
つまり、
親がコントロールできるのは結果ではなく環境です。
子どもの身長は決められない。
骨格も決められない。
性格も完全には変えられない。
でも、
どんな靴を履くか。
どんな遊びをするか。
どんな言葉をかけるか。
そういったことは親が関われます。
私自身、
息子の足を速くしようと思って子育てをしてきたわけではありません。
ただ、
身体を動かすことを楽しめる環境は作りたいと思っていました。
そして今振り返ると、
足の速さそのものよりも、
「走るのが好き」
という気持ちの方が大きな財産になっている気がします。
では実際に、
親はどんな環境を整えればいいのでしょうか。
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次回は、
私が理学療法士として、そして父親として大切だと感じている
「足が速い子の家庭で共通して意識していた環境づくり」
についてお話しします。
特別なトレーニングの話ではありません。
むしろ、多くの家庭で今日からできるようなシンプルなことです。

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