最近、大きな飛躍を遂げているHスイミングチーム。
長距離のハードなトレーニングを選手に課すことで知られるベテランコーチがチームを牽引している。
ここ10年ほど、スポーツ科学の発展とともに「いかに効率よく強くなるか」という議論が盛んになった。私自身もトレーナーとして、効果的で無駄の少ないトレーニングを追求している。
それでも、結果を出し続けるチームを見ていると、共通しているのは「意味のあるハードワーク」を積み重ねていることだと感じる。
もちろん、ただキツいだけでは意味がない。
目的があり、成長につながると信じられるキツさであることが前提だ。
では、なぜHスイミングの選手たちは、厳しい練習を前向きに続けられるのだろうか。
外から見ていて感じる要因は主に3つある。
① チームワーク
選手同士の仲が良い。
男女や年齢の垣根を越えて、お互いに励まし合いながら練習している姿が印象的だ。
キツい練習でも、一人ではなく仲間と乗り越える。
だからこそ継続できるのだと思う。
② コーチの人情とユーモア
コーチは大阪のおじさんらしいユーモアにあふれた方だ。
私のような外部スタッフにも気さくに声をかけてくださる。
練習中は厳しい。
しかし選手たちは、その厳しさが自分たちの成長を願ってのものだと理解している。
人は、信頼している人からの要求には応えたくなるものだ。
③ SNS発信とクラウドファンディング
コーチのSNSでは、日頃の練習や合宿、試合の様子が積極的に発信されている。
その発信によってチームのファンや応援者が増え、クラウドファンディングなどを通じて支援も集まる。
集まった資金は合宿や遠征などの強化活動に活用され、選手たちの経済的負担の軽減にもつながっている。
応援されている実感は、選手たちのモチベーションにもなっているはずだ。
もちろん、これらは外から見えている一部分に過ぎない。
実際には、もっと多くの魅力や積み重ねがあるのだろう。
この話はスポーツチームだけの話ではない。
家庭もまた、一つのチームだと思う。
私はコーチほど立派な存在ではないし、名監督になれる自信もない。
それでも、家族みんなが笑顔で過ごし、それぞれの目標に向かって前向きに取り組めるチームをつくりたい。
ハードワークを強いるのではなく、「頑張ることが少し楽しくなる環境」をつくる。
父親として、そんなチームづくりを続けていきたい。

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